不思議小話
第32部


  1. 怖くない話でもいいですか?
    我が家の犬(8ヶ月)の話です。

    私達が外出する時は庭につないでいるのです。
    その時、ササーッと鍵をかけて出かけようとすると「ワンワン」吠えるのです。
    まるで「私だけ、おいていかないでよ〜」とでも言っているかのように。
    ところが「出かけてくるからね。留守を頼んだわよ!」って話しかけると99.9%吠えないのです。
    静かに見送っているのです。

    普段は、私がハンドクリームをつけただけで、外出する気配を感じとっているのに…。
    何故でしょう?
    不思議で不思議でたまりません。

    でも実は、家の中で私と犬しかいない時に、犬だけ何かの気配を感じて「空に向かって吠えちゃったりしたらどうしよう!?」って思っているのです。
    猫などは、人には見えないものを見ているって言うじゃないですか…。
    [まき@cac3hcb2]
    昔は犬や猫を魔除けとしても飼っていたそうですが。

  2. この話は、東京へ初めて出てきた10年前のアパートでの出来事です。
    当時はレコード会社に勤めていて、さして疲れるような仕事でもなかったのです。
    しかし、精神的には疲れていたかもしれません。

    よく「金縛り?」に遭っていました。夜寝ると必ず毎日なのです。
    症状は全身にしびれがきて体が動かなくなるのですが、これが金縛りなのでしょうか?

    いつものように、金縛りに遭っていた時のこと。
    僕の周りで、やたらに咳払いをする数人の声がしました。
    女や男の人の声ですね。
    まあ怖くもなかったので、心の中で「少しうるさいよ」と思っていたら、その声は消えました。

    あまり霊感があるとは思わないのですが、あったらあったでそれもいいかな?とは思います。
    霊の人達?が怖いとは思わないからですね。
    だって元は肉体があった人達で、ただそれが無くなってしまった人達なのですから。

    ただ、悪さをするような霊は、霊の風上にもおけません。
    そんなの成仏できるわけがない。
    もう少し身分をわきまえて行動していただきたい。
    人に危害を加えるなんて許せませんよ。
    [夢の旅人@npbl 2]
    咳払いが聞こえた事例でしたね。

  3. はじめまして。
    私が体験したわけではないのですが、不思議な話があります。

    10年前、私の父が亡くなりました。あまりにも突然でした。
    母は父に尽くし、父に従い、父を尊敬し、父だけを頼りにしてきた女です。
    だから「私と弟でなんとか母を支えていかなければならない」と強く思ったものです。

    その父の葬儀を終えたまさにその夜。
    母の姉と妹(私の伯母と叔母)が不思議な体験をしました。

    叔母のところでは。
    夜中の3時頃、玄関のチャイムがしきりに鳴ったそうです。
    叔母は2階の寝室から階段を降り、玄関のドアを開けてみると誰もいない。

    叔母の家は少し田舎にあります。
    隣の家までは多少距離があるような、のどかな田園地帯です。
    チャイムを鳴らしてすぐに逃げるような悪戯はできません。
    しかも真夜中です。

    誰もいないのでドアを閉め、2階に上がろうと階段に足をかけると、また「ピンポ〜ン」とチャイムが。
    急いでドアを開けると、やはり誰もいない。
    気味が悪くなって、急いで布団に潜り込んだそうです。

    同じ頃、伯母のところでは。
    何かの気配に、伯母はふと目を覚ましたそうです。
    すると、自分の枕元に紺色のアンサンブルの着物を着て、髪を綺麗に撫でつけた男が座り、自分の顔を覗き込んでいるのです。
    そして伯母は「ぎゃあ〜〜ッ」と悲鳴を上げて起きあがり、慌てて電気をつけました。
    男の顔には目鼻が無かったのです。

    いずれも後日、伯母たちから直接聞きました。
    着物を着た男の容姿は、父とは似ていなかったようです。
    しかし、もしかして父が「母のことをよろしく頼む」という意味で、二人の伯母のところに現れたのでしょうか?
    普段はあまり来ることのなかった伯母達が、その後よく母を訪ねて来るようになりました。

    そして数日後、葬儀を取り仕切った弟の夢の中に、まさしく父が現れたそうです。
    「いろいろ、済まなかったな」と頭を下げて。
    [にゃぐ@odn]
    こんにちは。疎遠になっている関係が改められたという話がよくありますね。

  4. 2度目の投稿です。これは僕の体験談です。
    10数年前、身体を悪くして入院していました。それは同じ病気での4度目の入院でした。
    僕はかなり精神的ダメージを受けていて、生きていくエネルギーのようなものがかなり失われた状態にありました。

    ある夜、イライラとしてどうしても眠れず何度も寝返りをうっていました。
    正直言って肉体的な疲れより精神的な疲れがピークに達していました。
    気分は最悪で、首までどっぷりと地獄に漬かっているような気分でしたが、どうすることもできませんでした。

    ところが朝の4時頃、夢と現実の狭間に見たことのない女性が出てきて「出て行け。出て行け」と言いながら僕の額を撫でました。
    すると突然地獄から天国に救われたように、晴れ晴れとした気持ちになりました。
    その体験をしてしばらくしてから退院し、身体も元気になりました。

    もともと幽霊のようなものを信じてはいましたが、それ以来、より霊的なものを信じるようになりました。
    [kome]
    狭間で感じるもの。生き方や考え方に影響を与えたという話をよく聞きます。

  5. こんばんは、初めてお便りします。
    大学に行くため一人暮らしを始めて間もない18歳の頃に体験した、金縛りについてお話しします。

    その日は休講だったのか朝ゆっくりと布団の中でボーッとしていました。
    その日は天気が良く朝日がとても眩しく部屋の中に入り込んでいます。
    静かに天井を眺めていると、遠くから「キーン」という音が聞こえてきました。

    その音を意識しているうちに、グワンという頭が揺すられるような感じが。
    目を開けていたのですが急に、まるでTVのコンセントをいきなり抜いてしまったような感じで、プッツリと目の前が真っ暗になってしまいました。
    そのうち、暗闇の彼方が小さく光り出して、その中に今度は頭から引っ張り込まれるような感じがしました。

    そして、男のしゃがれた声で「はやく***すれー。はやく***すれー」と言われました。
    ***の所は何かいろんな言葉が組み合わさったような感じで、聞き取れなかったのです。
    その時、変な話ですが私は童貞で、付き合ったばかりの彼女がいました。
    その彼女と早くやってしまえ!と言われているように感じました。

    かなり恐かったのですが、そのとき「エホバ」という言葉を心の中で何度も繰り返しました。
    すると、急に引っ張られる感じがしなくなったのです。
    しかしそれでもまだ真っ暗で、そうしているうちにまた急にひっぱられる感じがしました。
    またまた「エホバ」と繰り返していると、パッと目の前が明るくなって金縛りが解けました。
    [air]
    その言葉は、あのエホバなのでしょうか?

  6. 私は全く霊感がありませんが、少し不思議な体験があります。
    4年前の秋、彼女と二人で長野県の新○○にふらりとドライブに行って、梓川沿いで車をとめて散歩しました。

    坂を登っていくと、木がたくさん生えた住宅地がありました。
    彼女と話しをしながら、ふと左側の小道に入って5mほど歩いた所で、足取りがとても重くなっているのに気が付きました。
    足が前に進まないのです。
    彼女に「何かとても変、歩く気がしないね」と言うと、彼女も「そうなんだよなー、変よね」と言いました。

    私は、自分では全く体験がないものの、そのたぐいの話を読んで知っていたので、「この先は行かないほうがいい」と言って、すぐに二人で引き返しました。
    引き返すとすぐに普段の足取りに戻ったのも不思議です。
    別に、道の先は山道になっているわけでもなく、ただ小道がカーブしていて何件かの家が先に見えているだけです。
    しかし、二人とも何だかただならぬ気配を感じていました。

    私にとって数少ない体験ですが、歩いていったらどうなったのだろうと思うとともに、その先の家に住んでいる人達はどうしているのだろうと不思議に思います。
    ではまた。
    [こばと@tbnbsu]
    山並みが美しい所なのですが…。

  7. 1月に父が亡くなった時の話です。
    私は、その月の金曜日に新年会がある予定だったのですが、それがなくなり、その日に有給休暇をとって実家に帰ることにしました。

    金曜は実家に泊まり、土曜には主人が迎えに来たので、両親と4人で夕食を食べ、私たちは家に帰りました。
    家に着いて実家に電話をすると、めずらしく父がでました。
    「またおいでよ」と父はいつもの調子で言ってましたが…。

    その日、正確には翌日の未明、電話が鳴りました。
    母からで、父がお風呂に入ったあと急に気分が悪くなり、救急車で運ばれたが、そのまま亡くなったとの報せでした。
    急性心不全だったそうです。

    父が亡くなるちょうど1週間前、主人の礼服が出来上がったばかりでした。
    「何があるかわからないから今のうちに作っておこう」と主人をせかせ、ちょっと高いかな?と思いましたがデパートで奮発したのでした。
    これも虫の知らせかなと思います。
    実家に帰る時も「行かなければ」という使命感で、なぜかいっぱいでした。
    でもどうせなら、亡くなるその日も泊まるべきだったと悔やんでいます。
    [Ikuko@lij]
    身近な人ほど、何か胸騒ぎを覚えるのでしょうか…。

  8. 私の不思議で切ない夢の話しをさせて下さい。

    大学生の頃、同じ高校出身の仲間が10数人おり、その中に彼はいました。
    彼は面倒見がとても良く、ある時、遅くまで酒を飲んで帰ろうとすると「いいから、うちへ泊まっていけよ」と彼の家に厄介になったこともありました。
    次の日の帰り際、「今度、おまえの家にも遊びに行くからな」と言われたのが、彼との最後の会話でした。

    それから2週間ぐらい経ったある日、ちょうどお盆の頃だったと思います。
    私が自動車教習所から帰ってくると、友人から彼が海で亡くなったとの電話がありました。
    ついひと月前には、体育の授業で彼と一緒に水泳をしていた私にはどうしても信じられず、友人に何度も聞き返していました。
    告別式も終え四十九日を迎えようとしたある夜、私は夢を見ました。

    そこは高校の体育館で仲間とバスケットをしています。
    そこに彼もいました。
    私は、彼はもう亡くなったはずなのにと何か不安な気持ちでいましたが、他の仲間達は何事もなかったかのように、彼と楽しそうにバスケットをしています。
    子供の頃、祖母から「夢に亡くなった人が出てきても決して喋ってはいけない。話しをすると自分も連れて行かれてしまう」と言われたことが、ふと頭をよぎりました。
    しかし、夢の中で私は思い切って彼に声をかけました。

    「おまえ死んだはずじゃなかったのか」。
    問いかける私に、彼はばつが悪そうに「それを言ったら俺は戻らなきゃいけないからさ」。
    「戻るって何処へだよ」。
    夢はそこまでしか覚えていません。

    この夢を見た後、不思議と恐怖感はありませんでした。
    それよりも、夢の中で最後の挨拶をしに来てくれた彼に対し、私はなぜかつらい気持ちでいっぱいだったことを、今でも覚えています。
    [ぺっち@]
    親友とは、"心"友なのかもしれませんね。

  9. 初めて投稿します。
    私は、3交代勤務なので夜勤の時は欠かさず読んでいます。
    特に怖い話では無いのですが、私の金縛り体験談をどうぞ。

    真夏の蒸し暑い夜でした。
    会社の後輩が飲みに行かないかと誘いにきたのですが、何となく気分がすぐれなかったので断り、床に着きました。
    私は会社の寮の3階に住み、後輩の部屋は真下にあります。

    どれだけ経ったか分かりませんが、後輩の部屋のドアの音が聞こえました。下から良く響くんです。
    後輩の部屋のドアがバタンといった瞬間、後輩?が階段をものすごい勢いで登ってきます。
    そして私の部屋のドアを開け、私の足元で立ち止まりました。
    私は、後輩が戻って来たと思い「夜中になんだ〜」と言おうと、起きようとした瞬間に金縛りにあいました。

    金縛り自体は怖くなかったのですが、金縛りが解けた瞬間、幼い時に母から聞いた話を思い出しました。
    その言葉とは「霧の深い夜は窓を全部閉めて寝なさい。霧は悪いモノを運んでくるよ」。
    私は直ぐ窓に目を向けました。窓が開いています。
    その時は心底震えました。

    そして窓を閉め明かりをつけて考え込んでいると、もう一つ不思議な事に気がついたのです。
    確かに、後輩の部屋のドアの音は聞いたのですが、階段を登ってくる音は聞こえなかったのです。
    なのに影は見えている(感じている)のです。

    次の日、後輩に尋ねたのですが、やはり「来ていない」と言いました。
    [さっさん@fqed]
    夜は静かだし、寝ていると聴覚が敏感になっていますからね。
    その感じたものとは。ヌエの鳴く夜は恐ろしいとも言います。

  10. はじめまして。いつも楽しく読ませていただいております。
    不思議な事があったので聞いて下さい。

    去年の10月頃、私は茶の間で、ある有名アニメのビデオを観ていました。
    そして、何気なくテレビの後ろの壁を見たら、壁の中から透明な手首が出てきたのです。
    不思議と恐怖はありませんでした。
    ただ「ビックリしたなあ」位にしか思いませんでした。
    そして、時計を見たら丑三つ時でした。

    もう一つは、私の祖父の話です。
    祖父の奥さん、つまり私のお婆ちゃんは10年以上も前に病気で他界しました。
    その1週間後?、祖父はこんな事を言ったのです。
    「死んだ婆ちゃんが枕元に立って、何か言っていた」と。

    そして、花輪の飾ってある部屋から夜になると花輪の揺れる音が聞こえるとか。
    祖父いわく「おまえ達の事が心配なんだろう」と。
    その話以来、私は毎月1回は仏壇に手を合わせるようになりました。
    [るっつ@cadbdjc2e]
    はじめまして。いつも家族を大切にしてくださいね。


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