不思議小話
第2部


  1. ドアを開ける時って恐くありませんか。
    小さい頃、赤いドアを開けたらぐちゃぐちゃの顔の男の子が立ってたんですよ。

    シャボン玉とんだ。人間も、とんだ。
    屋根からとんだ。つぶれて死んだ。(12/06)

    壁の窪んでいる所がありますよね。
    そこに穴を開けたら、目玉がでてきたんですよ。(12/07)
    [灰色@asahi-net]

  2. 面白い怪談話がたくさん掲載されていますが、その中でも特に「金縛り」については非常に共感を覚えます。
    何故かというと、私自身も長崎の田舎に住んでいた若い頃に何十回と金縛りに掛かった経験があるからです。
    夜、眠りに落ちる寸前に天井から灰色か黒い霧か影みたいなものが、布団の上から体全体に一気にのしかかってきてあっと言う間に押さえ込まれてしまうのである。
    母はそれらを総称して「ものの怪・もののけ・ものの気」と呼んでいたが、 形は投網を投げたように広がったり、大鼠やのっぺらぽうの大入道が大手を広げてきたり、いろいろな形で現れた。
    ある時には狼のような生臭い息を首筋に感じたこともあった。
    そこでなんとか動こうとしても体が萎えて力が入らず、声を出そうと思っても口をパクパクするだけでまるで声が出ない。
    少しずつ呼吸も苦しくなってくるので、怖くなってもがこうと必死になる。
    それからは「ものの怪」と自分との気力の戦いであり、しばらくもがこうと力を入れていると突然、体が動いたと同時に「ものの怪」もスッと離れて消えてしまい、やっと金縛りは解けるが疲れてがっくりとしてしまうのである。
    時には自分から「ものの怪」に挑戦しようと、金縛りに掛かる寸前に横へサッと動いて逃れようとしてみたこともあったが成功したことは1度もない。
    そこで突然ですが、あなたもこれを読んで楽しむだけでなく、実際に「金縛り」を体験してみたいとは思いませんか? やってみたい!
    よろしい! ではその体験方法を詳しく教えましょう。是非1度やってみてください。

    「金縛りの体験方法」
    1. あなたは暗示に掛かり易い方ですか?鈍い方ですか?(易い方がGood!)
      金縛りは深夜、あなたが眠りに落ちる寸前に掛かるのです!
    2. まず、あなたの家は木造一戸建住宅であり、できるだけ古い家であることが望ましい。
      マンションでは掛かりにくいようです。私は現在マンションに住んでいますので掛かりません
    3. 天井裏にネズミや青大将(蛇)が住んでいれば申し分なし
    4. 就寝する場所は、床の間があるような奥の和室で、梁の真下や床柱のある部屋の中心部に真っ直ぐに布団を敷きます。
      もし曲がったり、中心をはずして敷くと絶対に掛かりませんので注意
    5. 気持ちをリラックスして布団に入り、心の中で「さあ、ものの怪出て来い」と呼びながら天井の桟などを見つめましょう
    6. しばらく見つめていると疲れてきて眠気がやってきます。そしてトロッとしたか、しないかというときに一気にそれは襲ってきます
    7. さあ、後はあなたと「ものの怪」との戦いです。頑張ってください。健闘を祈ります
    8. 最後に掛からなかった方はごめんなさい。あなたは多分鈍いのです…!!
    [モノノケ@sem]

  3. 私の伯母の話なのですが、30年程前坂道の多い地域に住んでいました。
    伯母もまだ若く、夫と姑と5歳の娘との4人暮らしでした。
    ある夜、いつものように夜12時頃、皆が寝てから家の戸締まりをし始めました。 そして、玄関の鍵を確かめに行ったところ、なぜか戸を開けたくなったそうです。
    そして戸を開けると、門の所に髪の長い女性が立っていました。
    その人が「すみません××さんのお宅はどちらでしょうか?」と尋ねたそうです。伯母はその家を教えてあげました。
    戸を閉めてからふと「こんな夜遅くに?」と不思議に思いながら戸締まりを済ませ寝室へ入ったら、なんと、さっきの女性が後ろ向きで伯母の寝る布団の上に座っているではありませんか!
    驚いた伯母は声をだそうとしたのですが、なかなか声がでず、その女性が振り向こうとした時からの記憶がないそうです。
    気づいたら朝になっていて、その日の午後に女性に教えてあげた家の娘さんが亡くなったことを知ったそうです。
    よく坂道での怪奇話を聞くのですが坂道に霊は集まりやすいのでしょうか?
    [a.amuro@okinawa]

  4. 夢か現実かは分からないのですが、N市で一人暮らしをしていたある晩のことです。
    真夜中に、ふと身動きが取れないことに気がつきました。重苦しく感じ、ある先輩の言葉を思い出しました。
    「金縛りにあって身動きが取れないのは誰かが上に乗っているからだ」と。
    そして、恐いと思いながらフッと見てみると、私の布団の上にのっぺらぼうでオカッパ頭の少女が、またがっているのが見えました。
    うわっと思って布団をかぶり「お母さん!」と、心の中で叫びました。すると金縛りが解けていきました。
    その数日後また金縛りがあり、今度は心の中で好きな人の名前を叫びました。
    が、金縛りは解けず、苦しみ、次第に解けてゆきました。
    やっぱり金縛りのときは、お母さんと叫ばないと解けないのでしょうか?
    [くわはん@hidanet]

  5. そう、あれは私が小学4年生の頃、熱を出して学校を休んだある夜のことです。
    私はふと夜中に目を覚ましました。部屋の中ではタオルが干してあるタオルかけがクルクル回っていました。
    何気なくそれをじっと見ていると、その回転は次第に揺るやかになり、何やら人の頭の形になりました。
    白髪から私は、それがお婆さんだとフッと思いました。顔はまだ見えません。ちょうど後ろを向いているような感じでしたから。
    それが、ゆっくりゆっくりと回転してきて、こちらに顔を向けてきます。
    青紫の肌が見え、耳が見え、目が見え始める頃、私は恐くて「お母さん!」と叫んで電気をつけました。
    タオルかけはただクルクルと回っていました。何だったんでしょうか。
    [yumes@hidanet]

  6. これは僕の里へ行く時に通るトンネルにまつわる話なんですが…。
    ここのトンネルのすぐ近くに池があるんですが、その池で花嫁がウエディングドレスの姿で自殺したそうです(理由は分かりませんが…)。
    それ以来そのトンネルの出口に、ずぶぬれのウエディングドレスを着た女の人の幽霊がでるそうです。
    うちのおじさんは見たそうです。僕は見たくない…。
    [v-tec@infoweb]

  7. この一週間で色々な災難に遭いました。
    一週間前、会社から大学へ車で通う途中いつもと違う道を通りました。 その日はたまたま競艇が開催され道が混んでいたからです。 また、生協で買物をしようと、いつもより30分早く会社を退社していました。
    そして、ある交差点で一時停止した時、後ろの車に追突されました。
    2日前、車の修理中に借りていたレンタカーで道を右折した際、「工事中」の低い立て看板に接触してしまいました。
    日曜日には自宅の台所にある吊り戸棚(幅2m)が突然落ちてきました。 このときは、炊事をしていた母が危うく下敷きになるところでした。
    看板に接触したのは、いつもと違う車両で下が見えなかったこと=前方不注意、戸棚は家の老朽化によるものと原因がはっきりしています。
    しかし、『競艇日,違う道,買物,30分早い,違う車両,工事中』など、いつもと違う状況下に置かれると災難に遭うケースが多いですね。 また、災難って立て続けにおこるものだなって思います。「今日は厄日だ」って感じ。
    七不思議なんてページを作っているせいかな?
    [ごま助@shizuoka]

  8. 私の母は和室で寝ているんですが、そこに姉が高校時代に書いた掛け軸がかかっているんです。
    そして、その掛け軸に足を向けて寝るたびに変なことが起こるんです。
    母によれば「なんだか重いなあ」と思って目を開けると、変な黒い影が乗っかっていて母の手と足をがっちりつかんでいたということです!
    その時、母は金縛りにあって一言も声を発せられず、どうしようもなくてひたすら目をつぶっていたということです。
    また、うちの犬が誰もいないのにその掛け軸に向かってよく吠えまくるのです。
    姉によると教科書の経本から適当に写したということで、どういう内容なのかは分からないということです。
    「愛」という字もあるのですが「霊」という字もあるのです。
    いったいどんな事が書いてあるのか、まだ何もわかりません…こわいよお!
    [きりんちゃん@jwu]

  9. ある日、髪の長い少女が死にました。
    その彼女の毛が駅に落ちていました。ある老人がたまたま、その彼女の髪の毛を拾いました。
    それから2週間後、彼もまた死にました。
    原文: One day, long hair girl dead. So hers hair left in station. Old man pick up it. And then two weeks later, old man dead.
    [Jun Taguchi@etl]

  10. 一時期やたら金縛りにあっていました。
    金縛りも慣れてくると「あ、来た」とわかるようになり、そこでちゃんと目を覚ますと寸前で解けるのですが、また「あ、来た」となるのでいい加減疲れて最後には「さーどーぞ」とばかりに金縛りを受け入れるようになります。
    さて、ある日いつものように「あ、来た」から「さーどーぞ」となって金縛りにあいましたが、その日は少し違っていました。
    なんと、自分の体が空中に浮かぶ感覚があるのです。さらにその時仰向けに寝ていたのですが、空中で体が回転してうつ伏せになる感覚がはっきりありました。
    ここで目を開けたら下に自分の寝顔が見える気がして目は開けられませんでした。
    これが…「幽体離脱」だったのでしょうか?
    [ゆき@nec]

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