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  1. 私は愛知県に住んでいます。
    以前このような事がありました。

    昭和53年初夏の頃、高校を出て浪人をしていたときです。
    夜、布団で寝ていました。
    突然「今、知り合いの誰かが死んだ」という気を感じて目を覚ましました。
    他人に話せば「それはあなたの気のせいじゃないの」とか「夢か妄想でもみたんじゃないの」と言うに違いないと思います。
    でも、その時の私には、はっきりと感じられたのです。

    翌朝、半ば確信めいた不安を感じながら、朝刊を開きました。
    新聞には、このような記事が掲載されていました。
    つい数ヶ月前一緒に高校を卒業した仲間が三人、深夜に自動車事故で亡くなったのです。
    三人とも就職していました。
    多分、一人が運転免許をとって車を買ったのでしょう。
    仲の良かった三人が会社の帰りに誘いあわせてドライブに出たのでした。
    そして深夜、隣の県で、車が対向車線に飛び出して、直進してきたトラックと正面衝突したのです。
    三人とも即死でした。

    慣れない深夜ドライブからくる居眠り運転だったのかもしれません。
    ともかく、彼らは18か19歳という若さでこの世を去らなければならなかったのです。
    就職したてで、まだこれから仕事を憶えて、これから成人式を迎えて、結婚して家庭を持ってという、本当の人生のスタートラインに、彼らは立ったばかりだったのです。
    突然な事故でこの世を去らねばならなかった彼らは、なにか伝えたい事があったのかもしれませんね。

    ともかく私は、新聞を手にしたまま茫然と立ちすくんだことを今でも記憶しています。
    そして今も、人の心というか魂というものの存在を、確信しています。
    まだ他にも経験していますが、それは次回に書きたいと思っています。
    02/25[ホビットのピピン。@]
    いわゆる虫の知らせだったのかもしれませんね。

  2. こんにちは。いつも楽しみに拝読させて頂いてます。
    数年前に、会社の同僚が実際に体験した話を聞いて下さい。

    私はアイルランドに住んでいるのですが、家からさほど遠くない所に大変有名な観光地があります。
    10年程前、自然に囲まれた中に、古いお城を改築した高級ホテルがオープンしました。
    私の友人Cは、そのホテルの受け付けとして働く事になりました。

    フロントは3人交代で、夜勤の人が、仕事の後は離れにあるスタッフ寮に泊まり、翌朝早い仕事もこなす事になっていました。
    恐ろしい出来事は、そのスタッフ寮で起きたそうです。

    まずAさんがその担当になり、夜遅くまでフロントの仕事をし、寮に帰って来ました。
    彼女たちの部屋は、寮の二階、左端にあるツインルームでした。
    ベッドが二つあるうちの一つに入り、Aさんはすぐに眠りについたのですが、夜中にふっと目を覚ましました。
    布団が冷たいのに気がつき、何気なく横を見ると、尼さんがこちらを向いて、彼女の隣に横たわっていたそうです。

    びっくりして、すぐに目を閉じ、サイドテーブルの電気をつけようとしたのに、何度スイッチを入れても真っ暗なまま…。
    Aさんはもの凄いパニックを起こし、それでも「これは夢に違いない、夢に違いない」と、目を閉じたまま自分に言い聞かせ、そっと布団の中の手を動かしてみました。
    すると、やはり隣に人の足があったそうです…。
    もう本当に怖くて、目を閉じたまま必死にお祈りをしていると、電気がパッとついて、隣の尼さんは跡形もなく消えていたそうです。

    次にBさんが夜勤になり、やはり寮の部屋で寝ていると、夜中に何故か目を覚ましました。
    見ると、隣の空いているベッドに尼さんが座り、無言で彼女の方をジ〜っと見つめていたそうです。
    Bさんも死ぬほどびっくりして、すぐに電気をつけようとしたのに、いくらスイッチを入れても明かりがつかなかったそうです。
    怖くて布団の中で目を閉じ、震えていたのですが、しばらくして目を開けると、もう尼さんの姿はなく、電気もつけられたそうです。

    この時点で、AさんとBさんは話し合い、お互いの体験が夢でなかったと知り、私の友人Cにおのおのの体験談を話して聞かせたそうです。
    もちろんCさんは凄く怖かったそうですが、仕事をしないわけにいかず、とうとう彼女が泊まる番になりました。

    そしてCさんも、夜中にふっと目を覚ましてしまったそうです。
    彼女は二人の話を聞いていたので、絶対に目を開けず、手を伸ばして電気のスイッチを入れようとしました。
    でも、やはり何度試しても明かりがつかなかったそうです。
    怖くて怖くて、目をしっかり閉じたまま、何度かスイッチを試していると、しばらくしてやっと明かりがついたそうです。
    その後は一睡もできなかったそうですが、幸いにも彼女は尼さんの幽霊を見なくてすみました。

    それ以来、彼女たちはその部屋に泊まるのが怖くて、廊下に布団を持ち出して寝たりしたそうです。
    Cさんは地元出身なのですが、以前に幽霊話を聞いた事もなく、ホテル自体は古いお城ですが、スタッフ寮は新しく建てられたもので、尼さんに関する噂も聞いた事がないそうです。
    そのホテルは最高級ホテルのうちの一つで、主に外国人観光客が利用し、日本人団体旅行客もよく利用する所です。
    Cさんはすぐに他の仕事に移ったそうですが、今でも尼さんの幽霊は出るんじゃないかと話してました。
    02/20[かる@]
    三人とも体験するとは…。寮は、ゴーストスポットとして有名になるかもしれませんね。

  3. バーチャル不思議探訪

  4. 新刊案内
    1. 雑誌『週刊 京都を歩く(31) 北野』講談社 \560(バックナンバー)
      北野天満宮、千本釈迦堂、大将軍八神社など。
      『北野天神縁起』より清涼殿を襲う雷神図。大将軍八神社の方徳殿に所蔵されている大将軍神像が紹介されている。

    2. 雑誌『週刊 京都を歩く(30) 西陣』講談社 \560(バックナンバー)
      晴明神社、宝鏡寺、白峯神宮、釘抜地蔵など。
      「平安京と陰陽道」では陰陽道の史蹟を数ヶ所紹介。宝鏡寺の「不可思議な伝説」では、あの『万勢伊(ばんぜいい)さま』が紹介されている。
      http://shop.kodansha.jp/bc/kyoto/


  5. 無料メーリングリスト『謎学! 超常現象・不思議譚ML』。ふるって御参加下さい。

  6. 3月は『タブーにまつわる話』と『心霊スポットにまつわる話』を中心に募集します。もちろん、その他もOKです。
    「地元にこんな不思議な習慣がある」「タブーをおかしたばかりに…」「この場所のこんな話をご存知ですか?」 などなど。
    常識では考えられないような『不可思議・怪』なる体験談や噂話をお待ちしております。(2/27掲示)

    雑誌『ほんとにあった怖い話』ファンページ「ほん怖本舗」。情報交換しましょ。

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