噂話
第17部


  1. こんばんは。また今回も思い出した話を書きます。
    「死者の電柱」って話なんですけど、皆さん電柱は御存知ですよね。
    それにまつわる、友達K君から聞いた話です。
    場所はとにかく峠らしくて名前までは判らないけど、そこ自体イワク付きらしいので、その様な場所ではないかと思います。

    ある晩、F子さん含めて計4人組の合コンパーティを開いたそうです。
    男2人と女2人でそれぞれイイ感じになって来たところで、1対1になろうではないかという話に。
    F子さんも別段嫌がるわけも無く、S君と一緒に峠に行こう、となりました。

    二人はS君の運転する車に乗って峠に行ったのですが、その途中で彼が「ねえ、この峠にまつわる怖い話、知ってる?」と彼女に話したそうです。
    その後数分も経たないうちに、峠に着いたそうです。
    その直後に「ドン!!」という音がして、慌てて彼が車から降り、少ししてから無言で車に戻ってきました。
    そして彼は今から警察に行って来るから、少し待っていて欲しいと言い残し、彼女を置いて麓まで行ってしまったそうです。

    その峠の目の前には、暗いけれど、今しがた轢かれたであろう遺体と、心もとない一本の電柱があったそうです。
    彼女はもちろん怖いのでそれから少し離れた場所にある、電柱の方へ足を進めました。
    そしてしばらくした時に、何やら笑い声が聞こえてきます、それも頭の上から…。
    すぐさま上を見た彼女でしたが、もちろん何も有るはずがありません。街灯以外は…。
    その声は次にこう言ったそうです。「み〜つけた。お姉ちゃん、どうして逃げるの?アソボ!」
    その後まもなくして、F子さんは亡くなったそうです。前の犠牲者と同じS君の車で…。

    後日談ですが、その時話していた「怖い話」とは、女の子の霊の話らしく、昔峠に入る直前にカーブを曲がりきれずに電柱に激突して亡くなったと聞いています。
    ここで一つ言いたいのですが、大抵の方は怖い場所や暗い場所に行った時、大体は明るい方に足が向くと思います。
    しかしよく考えてみて下さい、周りが暗い時に明るい所は、丸見えという事を。
    その女の子は絶えず遊んで欲しくて、今もその峠で待っているそうです、あの電柱の上で…。
    [Sey]
    確かに明るいところは…。

  2. これって本当はすごくヤバイ話なんです。実名は伏せて話します。
    何年か前の話だからもう入れ替えていたら昔話になりますが。

    ある公共の交通機関の、ある一台だけがどんな繁忙期でも一列二席だけ空席で出発するそうです。
    以前その席に座っていた病弱な子が、悪天候でダイヤが乱れている間に、発病・悪化そして…。そして後を追うように母親が…。

    それからその席に親子で乗っているそうです。
    ですから、指定席を発売できないのだそうです。
    週に1度、あるアニメのやっている時間帯だけは姿を見ないというのも聞きました。
    でも、それってどうなんでしょう?
    [トラや@e]
    どうなんでしょう??

  3. はじめましてこんにちは。
    今更かもしれませんが、さっちゃんの噂です。私が聞いた話は多分いちばん有名なものだと思いますが。

    さっちゃんが何故遠くへ行き、何故半分しか食べられないのかが、彼女がバナナを半分食べたところで車にはねられてしまったから、と説明されていました。
    そして真相を知った人の元へその日の晩にさっちゃんが来るので、彼女のために絵でも良いのでバナナを枕元に置いておかないと足をとられてしまう、というものでした。

    この話は10年程前、ある雑誌に読者の体験談とともに載っていたもので、この唄を作った人はさっちゃんの両親の知人で、彼女を偲んで作ったという説明もついていました。
    その話を聞いた時は、もの凄く怖かったんですが、その少し後で当時の宝塚のスター女優さんが新聞に書いたエッセーで、その童謡の真相のようなものを知りビックリしたことを覚えています。

    その女優さんのお父様がさっちゃんの歌詞を書かれた詩人の阪田寛夫さんで、さっちゃんのモデルはその女優さんのお姉さまの子供頃の事を書いたものだそうです。
    もちろんお姉さまは、ちゃんと生きておられるそうです。

    何かずれた事を書いているようですみませんが、これで失礼します。
    [ゑびす13]
    童謡とその背景。いろいろありますね。

  4. 噂話にあった式神の話は、犬蠱(けんこ)の事で、一種の蠱毒で、道教や陰陽道の呪いの手法だったと思います。
    蠱毒は生き物の怨念を用いてターゲットに害を与えるのが目的で、使われる生き物は犬のほかに百足などの毒虫なんかが一般的だったようです。
    犬は話にあったやり方で術者の蠱としますが、虫などは何匹も壷に入れて共食いをさせ、最後に残った(強い)一匹を用いるんだそうです。

    また、犬蠱のことは別に犬神ともいい、特に四国地方などでは血筋に憑くものと考えられているようです。
    横溝正史の『犬神家の一族』とか。
    例えば、それまでは貧しかったのに、急に栄えて財を築いたような一族が「犬神を使って敵を破り財を築いたに違いない」などと言われ、犬神筋だ、と差別されるような事もあったと聞きます。
    つい近年まで、あそこの娘は犬神筋だから、などと婚姻において差別される事が実際にあったそうですし。

    結婚するときにその家の犬神が一族の女性についてきて、新たな犬神筋をつくると言われてたそうですよ。
    この場合、犬神筋の人間は「クロ」で普通の人は「シロ」、両者の間に出来た子供は「ハイイロ」と呼ぶんだそうです。

    四国方面といえば中国大陸も近いし、中央を追われた陰陽道の一派の逃れた先。
    他の関東や東北方面であまり聞かない蠱毒の話がつい近年まで強く残っていたのも、そのせいかもしれませんね。
    [長谷川諒@]
    なんにせよ差別とは恐ろしいものです。

  5. 七日婆さん

    不思議な話か分かりませんが、取りあえず僕の小学5,6年の時に、一時期はやった話です。
    それは、茨城県の南部で流行った話だそうで、実際「見た!」とか言う人が僕の周りで出てきたほどです。

    皆さんは「七日婆さん」というのを御存知でしょうか?
    なんでも最終的には、取り憑かれて死んでしまうといった、何とも嫌〜な話です。
    それでは書きますね。ちなみに聞いたからといって別に現れるとかではないので、アシカラズ。

    その婆さんというのが、何とも不気味なんだそうです。
    見たと言っていた子の話だと「妙に存在感がある婆さん」と言ってました。
    つまりたとえ人ごみの中にいても、必ずといってイイほど目に付くらしいのです。
    別段凄い格好してる訳でも無いみたいで、ホントドコにでも居そうな婆さんらしい格好だっだそうです。

    チョト話それましたね。えっとそれで「七日婆さん」の「七日」なんですが、どうやら見た人に7日間かけて、近づいて来るそうです。
    1日目は遠くの道路、2日目は交差点、3,4,5日と段々近づいてきて6日目には、自分の家の窓にベタ〜と貼りついていて、最後の7日は寝ている自分の上にかぶさっているそうです。
    [Sey]
    だんだんと、ですか(^^;

  6. 前に何かの本で読んだ、何でも「式神?」の話なんですが…。

    その式神を作る過程で動物(犬)を使うそうです。
    これが結構残酷なのですが、…。
    そうすると何故か知りませんが、その犬が自分に取り憑いて、式神の出来上がりだそうデス…?

    もちろんこんな事やる人はいないと思いますけれども、もしもやりたいという人がいるならば、止めて欲しいと思います。
    犬も可哀想だし、この方法はとても危険みたいなので。
    [Sey]
    廃れた昔の話なら良いのですが…。

  7. 箱根関所跡の霊写真について

    はじめまして。暇な時に少しずつ読ませてもらってます。
    さて、噂話の中に「箱根関所跡の心霊写真」について話がありましたが、これは私も前から気になっていたので便乗します。

    私がその写真を見たのは11年前。
    中学の修学旅行で、そこの資料館?を訪れた時です。

    写真は確か、箱根関所近くの処刑場跡を写したものでした。
    それは明治?それ以前?というくらい、見るからに相当古いもので、資料館側としてはあくまで記録資料として展示していたようです。
    霊写真だとかいうことは全く触れていませんでした。当然か…。

    が、誰の目にも明らかに数多くの顔が写っていました。
    顔は、ほとんどがちょんまげ姿の顔だったと記憶しています。
    「さらし首か?」とも思いましたが、実体があるようには見えず、地面から背景から、その風景の至る所に点在していました。
    顔以外に、体は写っていなかったと思います。

    他の展示物も見ながらだとサッと見過ごす方も多いかも知れませんが、少し見ると「ここにも! あ、ここにも!」といった感じで多くの顔が写っていることが分かります。
    館側もそれを気付かないはずがないと思いますが…。

    で、5年前、その写真を見るため再びそこを訪れました。
    しかし、その写真は既に展示されていませんでした。
    おそらく、今も展示されていないと思います。

    写真を見た中学当時の私は、心霊写真に非常に興味があり、中岡俊哉先生の心霊写真集全巻を熱心に愛読しておりました。
    箱根の写真は最も記憶に残る1枚で、非常に貴重な写真だと思いますが、雑誌や心霊関係の本などでは取り上げられていないのでしょうか?
    できれば詳しい情報(いつの写真か、その後はどうなったか等)を知りたいので、知っておられる方は補足お願いします。では。
    [ふな@c]
    展示された霊写真。下田のある資料館にもあるのですが…。

  8. こんにちは。いつも楽しく?新着をチェックしています〜。久々の投稿です。
    今日は、私の職場の、不思議なエレベーターのお話をします。

    私はさる大学に勤めておりまして、そこの建物は外観こそ綺麗ですが、建てられてもう30年近く経とうかという古い建物です。
    内装もだいぶ綺麗にしたのですが、唯一、2台のエレベーターだけが改修されず、当時の最新式そのままの姿を保っています。
    とても古いので、業者の定期点検ではいつも「いつ事故が起きてもおかしくない」にチェックされている項目が幾つもあります。

    建物の内部は、6階まで先生の部屋や研究室になっています。
    その上に、今は閉鎖されている屋上があります。
    1階でこのエレベーターの前を通ると、突然ガラガラと大きな音をたてて(旧式なので)開くことがよくあります。
    前を通っただけでも突然無人のエレベーターが開いたりするのです。

    最初は音が大きいだけにびっくりしていましたが、振動を感じて開くようになっているのかなあ、と思っていました。
    また、昇りに動いているものに乗ると、誰かが押す前から6階のボタンが点灯していることがよくありました。
    私は何も気にせず、こういうものなのだ、と思っていました。

    それから数年、何の疑問もなく過ごしていましたが、最近になって、このエレベーターに関する噂を耳にしました。
    曰く、10数年前、この建物に研究室を持つある教授が屋上から身を…。
    1階からエレベーターで6階まで昇り、その後、階段をあがり、屋上から…。
    屋上は以後閉鎖された。しかし、自殺者の念は強く残り、彼は未だに、その行為を繰り返し続けている…。

    曰く、1階で突然、ガラガラと扉が開くのは、彼が乗り込んでいるから。
    6階のボタンが押してあるのは、彼が6階で降りるから。そしてまた、1階の扉が開くのは、その彼が、再び同じ行為を繰り返そうとしているから…。

    ぞっとすると同時に、悲しくなりました。死してもなお、苦しみつづけているなんて…。
    しかし、噂は噂。学校だもの、事故や自殺はよくある話。
    第一、エレベーターの現象は、エレベーターのプログラムや設定でしょう!
    というわけで、例の業者さんに聞いてみたところ、このエレベーターはあんまりにも古くてそんなプログラムや設定なんかないということでした(Y2Kにも引っ掛からなかった)。

    それから、友人や私自身が体験したこととして、確かに下りのエレベーターに乗ったはずなのに、6階まで昇ってしまい、さらに扉が開いたのに、だーれもいなかったことも幾度かありました(今乗ってたの?)。
    まあ、気にしないようにしています。というのも、このエレベーターはあまりにも古いので、途中でとまったり、人が閉じ込められたりということがあったりして、事故の方がよっぽど怖いんですよね。

    この噂をここに書きとめていただこうと思ったのは、このエレベーターが、ようやく年度内に箱ごと改修されるので、ひょっとして、新しいエレベーターになれば、そんなことも無くなるかな、と思ったからです。
    でも、改修後もやっぱり扉が開いたりしたらどうしよう。
    確かめるのは、怖い気がします…。
    [koko]
    確かめるのは怖いですね。改修と同時に噂も消えれば良いのですが。

  9. 私が子供の頃からある噂なんですが、ある言葉を20才までに忘れないと死んでしまうというものでした。
    その言葉というのは

    『紫の鏡』

    小さい頃の私は、忘れよう忘れようとすればするほど頭の中に刻み込まれて、未だに忘れてません。
    ちなみの私は今18才です。

    2年後がちょっと楽しみです。
    [まっすぅ@i]
    なかなか忘れられないものですね。

  10. 三回目の投稿になります。
    このHPで唄の話を聞いて思い出した話です。

    題名が分からないんですが「とおりゃんせとおりゃんせ ここはどこの細道じゃ」ってあるじゃないですか。
    あれが、子供の七つのお祝いに御札を貰いに山の上のお寺に母親が行くんですよ。
    それで、長い長い階段を上っていくんです。
    その階段には噂があり、後ろを振り向いちゃいけないというようなものでした。
    行き始めは母親も馬鹿にしていて、全然気にせず、子供を背負って上っていました。

    ついに長くてつらい階段を登りつめ、御札をもらいました。
    帰り道になると、だんだん不安になってきました。

    『誰か後ろにいるんじゃないのか』
    『いるわけない…でも』

    母親の全神経は背中に集中していました。
    もうすぐ、あと何メートルかで階段が終わり、普通の道に出られるという所で、やはり母も人間、気になってとうとう振り向いてしまいました。
    振り向いたのに、視界には何も映らず今まで降りてきた階段だけが映っていました。
    『なんだ。やっぱり嘘だったんだわ』
    母は安心しました。

    帰り道、皆が見てきます。
    母も何かと思い、近づくと逃げてしまいます。
    何とか家路につき、背中の赤ちゃんをおろしました。

    『あっ…!!』
    赤ん坊の首からは真っ赤な血が流れていました。
    『そ…うだ、振り向いた時…。何も…、なかったっけ…』

    これで終わりです。
    興味心は押さえられませんよね。
    [毬っ子@]
    日本の昔話(怪談)にありますね。そう、題名は…。


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