1章.文

1.1.はじめに

N88BASICでは行番号をつけてプログラミングします。perlは行番号に対応するものとしてラベルがあります。
BASICのジャンプ命令は[GOTO/GO TO]で,perlにも[goto]があります。 しかし,perlでのgotoは使用がすすめられていません。用途がジャンプとは異なるからです。
全てのページのBASICとperlプログラムはジャンプ命令を使わない,いわゆる構造化手法(分岐/判断/繰り返し)でプログラミングを していきます。従って,BASICは必要のない限り行番号は省略して記述していきます。


1.2.文と行

BASICでは基本的に1行(行番号含む)に255バイト以内で一つの文を記述しますが, 複文と呼ばれる書き方でコロン(:)で区切って複数の文を書くことも できます。

1000 I=0
1010 IF I=0 THEN J=0:K=0:L=5 ELSE M=5

perlでは文の末尾にはセミコロン(;)を書かなければいけません。バージョンによっては 例外も有りますが必ず付けるようにしましょう。BASICの複文に対応するものとして ブロック(複合文)と呼ばれるものがあり,ブレース({})で文を囲みます。

$i = 0;
if ($i == 0) {
    $j = 0; $k = 0; $l = 5;
} else {
    $m = 5;
}


1.3.注釈文

BASICでは行番号単位で[REM/']に続く文字列は注釈になります。

1000 REM comment
1010 I=0 'initialize

perlでは[#]に続く文字列が注釈になります。範囲は行末までとなります。 複数行にまたがることは出来ません。CやPL/I言語とは異なりますのでご注意を。
行末とは改行コードです。ちなみにOSがUNIX系の改行コードは(0A)16です。 MS-DOS系は(0D)(0A),マッキントッシュは(0D)です。

# comment
$i = 0; #initialize

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