3章.変数

3.1.変数の命名

N88BASICでは,長さ40文字以内の1バイト系英数字とピリオド(.)の組み合わせで表します。
変数名の頭文字は英字でなければなりません。また英文字においては大・小文字の区別は無く, 予約語そのものとFNで始まる名前は使えません。

COUNT
COUNT.1.1
LEFTS$

perlでは,長さの制限はなく(?),1バイト系英数字と下線(_)の組み合わせで表します。
変数名の頭文字は英字でなければなりません。また英文字においては大・小文字の区別は有り, 特殊変数名(ARGV,ENVなど)以外は後述の$,@を前置文字として関数名も使えます。

$COUNT
$count_1_1
$lefts
$substr


3.2.文字型

N88BASICでは,変数名の最後に($)を付けます。

A$
MOJI$

perlでは,スカラー変数名は先頭に($)を付けます。

$a
$moji
$file_name
$A


3.3.数値型

N88BASICでは,整数型と実数型(単・倍精度)があります。 記号(%,!,#)を省略した場合は単精度実数型です。

  1. 整数型
    10進数(変数名の最後に%を付ける)
    A%, CNT%
  2. 実数型
    1. 単精度(変数名の最後に!を付ける)
      A, CNT, A!, CNT!
    2. 倍精度(変数名の最後に#を付ける)
      A#, CNT#

perlでは,スカラー変数名は先頭に($)を付けます。

$a
$moji
$file_name
$A

もう,お気づきの事だと思いますが,perlは数値と文字列の変数名での区別はありません。

$a = 3;
$moji = "japan";
$A_cnt = 0;


3.4.特殊変数

perlでは,用途に応じてあらかじめ特殊な変数が定義されています。

CGIでみかける特殊変数

$_ ファイル入力とパターンマッチの既定値
$! errnoの値とファイル操作時などのエラーメッセージ
 N88BASICのERR関数と同様です

open(IN,"file.txt") || die "cannot open file:$!\n";
while(<IN>) {
  print "$_";
}
close(IN);

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