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キーコマンド


注意:JW-CADのバージョン2.00から可能になりました。それ以前のバージョンでは、使うことができません。また、2.00以降でもバージョンにより変更されている場合がありますので、確認してください。

 CADで図面を作成していると、右肩が凝りませんか。ほとんどマウスで操作するので、マウスを持つ右手が凝って当たり前です。人には、手は2本あります。空いている左手に働いてもらいましょう。そして、右肩の凝りを少しでも和らげて見ませんか? そこで、登場するのがキーコマンドです。キーコマンドとは、JW-CADがキー入力を受け付けていない状態(文字や数字を入力できる状態以外)で、キーボードを押すことで、コマンドが選択できるものです。

JW-CADがキー入力を受け付けていない状態で、[A]のキーを押すと、文字入力コマンドが実行され、文字入力画面が表示されます。これは、[A]というキーに[文字入力コマンド]が登録されているからです。

では、どのキーに、どんなコマンドが登録されているか、見てみましょう。
メニューから[設定]−[基本設定]−[KEY]と進んでみてください。なにやら数字がたくさん並んでいますが、表の下に、各数字に対応したコマンドが書いてあります。このままでは、わかりづらいので数字を文字に置き換えてみました。

キー そのまま Shift キー そのまま Shift キー そのまま Shift
A 文字 AUTO M 移動 伸縮 Y 選択範囲 包絡
B 矩形 N 記号 面取 Z 図形 分割
C 複写 矩形 O 接線 消去 F2 線種設定
D 消去 円弧 P パラメトリック 複写 F3 レイヤ設定
E 円弧 文字 Q 包絡 移動 F4 軸角・目盛
F 複線 R 面取 接線 F5 画面倍率
G 外部 寸法 S 寸法 接円 F6 JWCを開く
H 2線 T 伸縮 建具平面 F7 開く
I 中心線 中心線 U 座標ファイル マーク F8 印刷
J 建具平面 マーク V コーナー 立面 F9 保存
K 曲線 マーク W 2線 多角形
L 連続線 マーク X ハッチ 曲線

 右手でマウスを持ち、マウス位置を変えずに、コマンドを選べるので、非常に便利です。覚えるまでに手間がかかりますが、これを全て覚える必要はありません。よく使うコマンドだけ、覚えるとよいでしょう。また、下の対応表から数字を拾い、自分なりのキーコマンドとしてカスタマイズすることもできます。

注意:私は、出先でもJWを使うことがありますので、極力標準状態のJWを使っています。カスタマイズは、個人用ノートパソコンを常に持ち歩き、それ以外のパソコンでは、JW-CADを触らないという堅い決意がないと、お勧めしません。カスタマイズしたことを忘れて、他のパソコンでいつものキーコマンドが使えないから、「このJW、壊れてる!」と叫ぶとも限りませんから。


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