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JW-WINコマンドリファレンス 2


■2.線コマンド

 線は、[/コマンド]を選び、作図画面で引きたい線の始点、終点とクリックし、直線や矩形を書きます。
ます。 このとき、左クリックと右クリックでは、意味が違います。


左クリック
マウスの示している点の座標

右クリック
マウス付近の線の交点や端点の座標

この左、右クリックの持つ意味は、座標を指定するときのJW−CADの共通ルールです。
[/コマンド]には、[矩形]、[水平・垂直]、[傾き]、[寸法]、[15度毎]、[端点]、[矢印]、[寸法値]がコントロールバーより条件設定できます。

「/」コマンドを選んだときの条件設定バーの一部
JW-CAD 2-02

[矩形]にチェックを入れると矩形を、チェックしないときは直線を書きます。
[水平・垂直]にチェックをいれると水平・垂直線を、チェックしないときは自由な線を書きます。
JW-CAD 2-03
[傾き ]は、コンボボックスになっていますので、[▼]をクリックするし表示されるリストから角度を選ぶか、 直接着ボードから角度を入力します。始点を指定後、終点は指定された傾きの点以外は選べなくなります。

傾きを指定したとき、[水平・垂直]にチェックが入っている場合は、入力角度+水平・垂直方向が加わります。傾きを解除するには、[無指定]を選びます。
度分秒で指定するときは、度は[@@]、分は[@]で指定します。たとえば、12度34分56秒は、[12@@34@56]となります。または、@の代わりに、*を使って、[12**34*56]としても同じことです。

[矩形]にチェックが入っていると、本来、水平だった線が傾きで指定された角度になります。


注:Ver.2.22bのHELPでは、[矩形]にチェックが入っているときは、[傾き]指定は無効になると書かれています。

[寸法]は、指定された長さの線、矩形を引くためのものです。やはり、コンボボックスになっていますので、[▼]で表示されるリストから寸法を選ぶか、直接キーボードから入力します。矩形の場合は、横と縦をコンマ(,)で区切って入力します。指定を解除する場合は、[無指定]を選びます。

[矩形]にチェックが入っていない場合は、[15度毎]、[●---]、[<---]、[寸法値 ]、[<]があります。

[15度毎] にチェックをいれると、15度の整数倍の角度の線を引くことができます。ちょうど、手書きの万能製図機(ドラフター)のように15度おきの線を引くことができます。

[●---]のチェックボックスを入が入っていると、線の始点、終点に点が書き込まれます。書き込まれる点は、[●---]をクリックするごとに、[---●]、[●--●]、そして元の[●---]と変わります。書き込みたい形を選びます。

書き込まれる点は、非常に小さいものですから、拡大して見ないとわからないかもしれません。しかし、拡大すれば、左図のように、ちゃんと書き込まれます。


[<---]のチェックボックスを入が入っていると、線の始点、終点に矢印が書き込まれます。書き込まれる点は、[<---]をクリックするごとに、[--->]、[<-->]、そして元の[<---]と変わります。書き込みたい形を選びます。

[寸法値]のチェックボックスが入っているときは、右図の一番下のように、引いた線の長さも合わせて表示されます。
注:[<-->]にチェックが入った状態で[寸法値]選んで線を引いたため、矢印が記入されています。

[<] のチェックボックスが入っているときは、すでに書かれている線の端部付近を左クリックすると、その端部に矢印を書き加えます。



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