アコースティックギター/ソロ

知られざるギタリストここにつどう。

収録曲
1. Admission Free/小川倫生
2. Daniel The Spider/小川倫生
3. ラストスパート/北島尚彦
4. Inferiority/北島尚彦
5. Melolactic Dance/小林 清
6. Pinewoods Rag/斎藤光始
7. 誰か教えてくれないか/斎藤光始
8. 五月蝿/佐藤勇次
9. 神楽の里/佐藤勇次
10. Serenade/冨田健二
11. R.N.の憂鬱/一 卓嗣
12. Stone Pavament/一 卓嗣
13. Pikata/浜田隆史
14. Hello Working Rag/浜田隆史
15. Elizabeth's Air/星 直樹
16. 巡る想い/安田守彦
17. 光の中の子供たち/安田守彦
※曲番から解説、人名からプロフィールにリンク



Otarunay Records OTR-009
税込定価¥3,000


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安田守彦 参加のオムニバスアルバム誕生

ご紹介:
 1986年1月、<ギタリスツ>は生まれた。人間の話ではなく、当時はウィンダム・ヒ
ルのファンクラブの部会として発足、その後独立した<ギタリスツ>というアコーステ
ィック・ギター同好会(創設者:南澤大介)の話である。一時期の中断はあったものの
、11年以上に渡って活動を続けていて、現在もなお2ヶ月に1回の会報を発行している
。他にこの種の同好会活動がここまで続いた例は、寡聞にして知らない。
 私は、<ギタリスツ>の会報を編集しているとき、いつも思うことがある。一体私は
、そして会員みんなは、何のためにこんな事をしているのだろう? 答えは一人一人
の胸の内にあるとしても、ただ一つ言えることは、何をするにしても「何かが好きだ
」ということが、人生において何よりも強い動機になり得るということだ。
 ギターが好きだ。そこまでは同じだ。しかし人生は十人十色、音楽やギターの修理
、教師などでお金を稼ぐことを覚えた人もいれば、別の仕事を持って結婚して二児の
子持ちになっても、相変わらずギターを弾きつ続けている人もいる。そして、何かの
事情でギターをあきらめてしまった人は、残念ながらその数倍はいる。いろいろな人
たちのたった一つの共通項は、ギター音楽への愛情である。「たかが趣味の世界」と
いう言い方は、すでにそこでは意味を為さない。趣味だろうが職業だろうが、どんな
ジャンルでギターと関わっていようが、そんなことは問題ではない。大事なのは、か
けがえのない人生の一部としての音楽に、みんながどれだけ真剣に打ち込んで来たか
と言うことである。
 ここに、10人の不世出の優れたギタリストが一堂に会した。別に私たちは、日本の
アコースティック・ギタリストの代表ではない。私たちは、今まで誰も知らなかった
日本のアコースティック・ギター音楽の新たな魅力を、そして自分たちの人生を、ほ
んの一部だけここに提示するものである。

 このCDを楽しんでいただければ幸いです。(ちょっと長いけどね)
 また、最後に、<ギタリスツ>生みの親:南澤大介氏に深く感謝いたします。

同好会「ギタリスツ」会報編集
浜田 隆史



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◎小川倫生 Admissin Free Daniel The Spider

栃木県出身。1974年生まれの、新しい世代のギタリスト。トラディショナルを巧みに 昇華した音楽の完成度は高い。現在彼はオリジナルCD(第一作目)の企画に取りかかっ ている。

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◎北島尚彦 ラスト・スパート Inferiority

大阪府出身。カントリーやブルーグラスに傾倒する一方で、みずみずしいフィンガー スタイル・ギターの才能を聴かせる。そのギターの音はコーヒーブレイクの一時を思 わせる落ちつきを持つ。

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◎小林 清 Malolactic Dance

山形県出身。ブルーグラス音楽のバンジョーも見事に弾く、マルチアーチスト。その ためか普通のギタリストの発想を飛び越えた、ユニークなギタースタイルを確立して いる。

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◎斎藤光始 Pinewoods Rag 誰か教えてくれないか

千葉県出身。戦前ブルースに影響を受け、そこから独自の道を歩むギタリスト、シン ガー。2フィンガースタイルギターと、絞り出すような歌はあくまで自然体であり、 力強い魅力を持つ。

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◎佐藤勇次 五月蝿 神楽の里

静岡県出身(としてあるが本当は四国の人)。興味深い描写的ギター音楽を構築する、 要注意のギタリスト。これで、インストの世界を知ったのが35歳というからまったく 驚かされる。

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◎冨田健二 Serenade

北海道出身。東京・荻窪グッドマンでのギターソロライブは、すでに10年間続いてい る。南米諸国のギター音楽への、深い愛情が感じられる。彼も自らのCD制作を予定し ている。

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◎一 卓嗣 R.N.の憂鬱 Stone Pavement

熊本県出身。良い意味で、映画音楽のような叙情的音楽を生み出す、印象派ギタリス トである。分散和音の中にあるメロディーは、ひたすら美しい。

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◎浜田隆史 Pikata Hello Working Rag

北海道出身。ラグタイムを基調としたリズミカルなスタイルで、二枚の自主制作CD「 ラグタイム・ギター」「海猫飛翔曲」を発表する。1997年、初めての楽譜を出版。

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◎星 直樹 Elizabeth's Air

北海道出身。北大ブルーグラス研究会を経て、現在は札幌のケルト&世界音楽集団「H ARD TO FIND」のギタリスト。今回のソロ演奏は、その多彩な実力の一端である。

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◎安田守彦 巡る想い 光の中の子供たち

(ジャケットでは京都市となっているが)京都府出身。1997年、待望のデビューアルバ ム「風の歌が聞こえる」を発表。手工ギター製作家・内田光広氏のハープギター、テ ィプル、そしてギターの美しい響きを聴かせる。

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1. Admissin Free / 小川倫生

Lowden O-23 Cutaway Tuning: DADGAD Capo-4
'96年の2月に書いた曲です。この曲は、低音弦と開放弦(主に1〜3弦)との関係を考え ていた頃の作曲です。

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2. Daniel The Spider / 小川倫生

Goodall Koa Cutaway Tuning: DADGAD
作曲は'95年の12月頃で、外は木枯らしが吹き、枯葉が地面を埋めていました。

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3. ラスト・スパート / 北島尚彦

Astorias "Tree of Life" Concert Custom Tuning: DGDGAD Capo-4
冬になると[耐寒訓練]などと称して何故かやたらと走らされた、中学・高校時代を思 い出します。当時は嫌だったけど、あの凛とした冷気を突き破っていく感じは、今を 思えば刺激的だった。住環境上、なかなか元気に外を走り回れない長男へ、父より。

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4. Inferiority / 北島尚彦

Astorias "Tree of Life" Concert Custom Tuning: DGDGAD
誰でも持っているのに、持っていることを知られたくない……劣等感。

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5. Malolactic Dance / 小林 清

S.Yairi YD-505 "Lowden" Tuning: EADGBE
ワインの中でリンゴ酸を乳酸菌で発酵させて、酸味をやわらげるマロラクティック発 酵といいます。そんな微生物たちのダンスは、きっと生命力あふれるステップでしょう。

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6. Pinewoods Rag / 斎藤光始

Continental Style-O Tuning: DGDGBD
昭和30年代、私の育った千葉市松波という所は、その名の通り松林の中に家があるよ うな街だった。そんな街の中で、子供の頃時を忘れて遊び回った記憶を、スライド奏 法の曲にしてリゾネーターギターで録音した。

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7. 誰か教えてくれないか / 斎藤光始

Gibson Heritage Tuning: EADGBE
アメリカ南部、ミシシッピ州のデルタ地方と州都ジャクソンの中間にあるベントニア 地方。この曲は、その地方に伝わるギタースタイルを基にしている。本来はEm(EBEGB E)チューニングで弾く。

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8. 五月蝿 / 佐藤勇次

Guild D-50 NAT Tuning: DGDGCD
窓の外で部屋の様子をうかがう一匹の蝿。窓の開いた瞬間、待ってましたと部屋に侵 入、縦横無尽に飛び回り、お目当ての御馳走を探す。やっと見つけた御馳走を前に蝿 たたきで処刑される。

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9. 神楽の里 / 佐藤勇次

Guild D-50 NAT Tuning: DGDF#BD
天竜の奥の静かな山間に、杉の林に囲まれた"神楽の里"という所がある。 冷たい空気の中に時間がゆっくりと流れる、そんな神秘的な空間を表現した曲です。

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10. Serenade / 冨田健二

Shimo #031 Tuning: EADGBE
7、8年前に作った曲。昔聴いていたフォークソングと、その頃やっていたクラシック ・ギターのスタイルとがごちゃ混ぜになった感じの曲です。

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11. R.N.の憂鬱 / 一 卓嗣

Larrivee L-10 Tuning: DGDGAD Capo-2
理想と現実の間で揺れる心というのは、誰しも経験のあるところだと思います。これ は、そんなギャップに悩む、歌と音楽を好きな女の子をイメージして作った曲です。

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12. Stone Pavement / 一 卓嗣

Larrivee L-10 Tuning: DADGAD Capo-5
Stone Pavementとは、日本語で言う「石畳」のことです。 さて皆さんはこの曲にどんな景色を見るのでしょうか?

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13. Pikata / 浜田隆史

Yamaha S-51 Tuning: CGDGBE
タイトルは、アイヌ語沙流方言で「南西風」を指します。 何だか自然に、ぽっと出てきたリズムで作りました。

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14. Hello Working Rag / 浜田隆史

Yamaha S-51 Tuning: CAbCFCEb Capo-3
会社員をやめた後の、職安通いから生まれたラグタイム。 なお、私はこの調弦法を「変態チューニング」と呼んでいます。真似してもいいよ。

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15. Elizabeth's Air / 星 直樹

Lowden O-23 Tuning: DADGBE Capo-4
この曲はシターン(アイリッシュブズーキの10弦バージョン)奏者Gerald TrimbleのCD で覚えた曲です。私はこれをギター用にアレンジして演奏しています。

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16. 巡る想い / 安田守彦

Uchida U-tiple Tuning: ADF#B
ある一つのことが思い浮かび、そのことを考えているとそれに関連して別のことが思 い出され、次々といろんなことが頭の中を巡っていく。

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17. 光の中の子供たち / 安田守彦

Uchida U-tiple Tuning: BD#F#B
小さな子供たちが日のあたる場所で楽しく遊んでいる。純真無垢な子供たち。幼少の 自分や友達の姿が、子供達にだぶっていく。

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