噂話
第8部


  1. これは有名な話だから知っている人も多いと思います。
    今から15年くらい前の話です。
    当時7,8月になると怪奇シリーズといって各テレビ局の昼のワイドショーで怪談、怪奇現象の特集を競ってやっていました。
    その中で特に印象深くて、一番怖かった番組の話しをします。

    確か東北のあるお寺に門外不出の蒔絵を取材したものです。
    その蒔絵は、戦国時代の争いを描いており、犠牲になった武士の血で生首が描かれているものでした。
    それを持っていると不幸が続くので持ち主がその寺に奉納したということでした。

    スタジオにその蒔絵を借りてきて公開しました。
    それは、戦で殺された武士の生首を勝ったほうの武士が誇らしげに持ち上げているものでした。
    生首は無念さを漂わせて目をつぶっていました。
    それからその蒔絵の持ち主の家で起きた怪奇現象が再現ドラマで放映されました。
    確か蒔絵が保管してあるタンスが夜中にガタガタ音を立てたり、先祖が不可解な死に方をしたりという内容でした。

    そして番組の最後にもう一度、蒔絵を映したときにスタジオ内は騒然としました。
    何と生首がカッと目を見開いてこちらを睨んでいるのです。
    その恨めしそうな目を今でも忘れることは出来ません。
    その後何度も同じ場面を放映していたので覚えている方もいると思います。
    [taka@bivu]
    目開きというと首の絵に多い話ですね。

  2. ワタシは趣味と実益をかね、都内の老舗登山具屋で働いていますが、お客さんと親しくなると、色々な話(噂?)を耳にするようになります。
    今回は、そんなお客さんから聞いた話です。

    山を登らない人でも知っている八ヶ岳での事。
    ここは世界でも有数の遭難者の多い山です。
    首都圏から近いうえに交通の便も良く、クライミングには最適の山なので初心者から熟年者まで、幅広いファンがいる山です。
    自衛隊が初めて(遭難死亡者を収容する為に)ライフルを使った所でもあります。

    この山の、とある場所でビバークすると、夜中に声がするとか…。
    起きて見回しても誰もおらず、何気なく上を見るとすぐ上に人の顔が!
    殆どの人が気絶するそうです。山小屋にも出るそうです。

    ワタシも山で迷ってしまったことがありますが、その時の孤独感と恐怖は簡単に言い表せないものがあります。
    そのまま助からず、死んでいってしまった方々の恐怖なんて想像も出来ません。
    同じ山をやる人間として、ただの怖い噂話では収まらないって感じがします。
    [ちょし]
    山の事故には気を付けたいですね。

  3. 有名な話 7題

    [Anubis]
    定番化した話ですが、これらの話の元ネタは何でしょうか。
    なお、著作権の問題がありますので、内容によっては掲載を見合わせることがあります。その節は、御了承願います。

  4. 前回はお茶を濁したようなので、今回は濁さないものを一つ。

    童謡「赤とんぼ」は第二次大戦での日本の敗北を歌ったものだったそうで。
    曰く、『夕焼け小焼けの赤とんぼ 負われてみたのはいつの日か』赤とんぼとはゼロ戦のことであるとか。
    『十五で姉やは嫁にいき お里の便りも絶え果てた』姉やは学童疎開、もしくは従軍しており、検閲のため手紙が来ないとか。
    なるほど、説得力があるようにも思えます。

    もう一つ。テープに返事が入っている話は北海道に似たような話がありました。
    リポートの合間に返事が入るのは同じですが、出て行くときは「待って、私は息子を待っているの」云々と入っていたとか。
    [仁科]
    童謡が何時頃の作か判れば、深い意味や背景が解るかもしれませんね。
    「教科書から消された童謡(歌?唄?何だったかな?)」という本を見掛けた事が有るので、他の唄についても調べようかな。
    旧海軍には赤とんぼと呼ばれていた練習機がありました。

  5. 東大阪市の中学校のそばにある溜め池の話。
    夜中に近づくと白い手が池の底へ招くとか、夕方澱んだ池をじっと眺めていると子供の顔が浮かんでくるらしいです。
    他に、魚がいるはずないのに釣りをすると何かが糸を引っぱるとか。

    根も葉もないのですが地元に流れている噂です。
    [Anubis]
    池に浮かぶ人の顔の噂。危険な所には近づくなということかな。

  6. 有名な話を一つ。

    A君とB君はある日、町の外れにある幽霊屋敷に行ってみようということになりました。
    ただ行くだけではつまらないのでテープレコーダーを持って音を録音することにしました。
    日暮れまで待って二人は幽霊屋敷まで行きました。

    ギィィと戸を開け「こんにちは」とA君が言いました。
    「失礼します」とB君が言うと二人は家に上がり込みました。
    部屋を見てA君が「ボロいですねぇ」。
    「汚いですねぇ」B君が言いました。
    「失礼しました」二人はそう言うと特に何も無かったので家に戻りました。

    収穫が無かったのでがっかりした二人でしたが、とりあえず録音したテープを聞いてみることにしました。
    すると、
    A:こんにちは。『いらっしゃい』。
    B:失礼します。『どうぞ』。
    A:ボロいですねぇ。『そうですか』。
    B:汚いですねぇ。『すみません』。
    二人:失礼しました。そして『ちょっと待てぇぇ』。

    この話は結構知られていて余計な声が入っていたというやつですが、バージョンが違う話が幾つかあります。
    どこかに大もとの話があって、あとは尾ひれがついて噂が独り歩きし始めたんでしょうね。
    噂というものは不思議ですね。噂で人は殺せますから。
    [Anubis]
    典型的な話なんでしょうか?

  7. はじめまして。自称怖い話研究家の謎のインド人(嘘)Anubisでぇすぅ。
    今回投稿しようと思いたったのは、これまた自称作家志望のK.S君が話を仕入れてきてくれたからです。
    彼は特にそういった話は興味ないみたいなのですが、どうした訳かその方面に奇妙な因縁らしからぬものがあるんですね。
    それで、彼が取材と称して行った地方でたまたま仕入れてきたらしいです。

    妖怪テケテケの話が学校の怪談でありますよね。
    また上半身だけのじじぃが追ってくる話とかって割とポピュラーな話です。
    実はこれらの話って、東北のある雪の多い地方で実際に起きた大もとの話があったんですね。

    雪深い中、線路を軋ませながらラッセル車が駅舎に向かって、ばく進していたそうです。
    その列車には二人の乗員が乗っていました。
    その地方は降雪量が多いうえ、レジャー施設の整っていないとこだったので訪れる人はあまりいなかったのです。
    その当時も例に漏れず乗客のいない列車を暗闇の中ひたすら走らせていました。

    しばらく列車は何事もなく走っていたのですが駅舎に近づいたとき、唐突にヘッドライトがぼんやりと人の影のようなものを映し出しました。
    あっ、と思ってブレーキをかけたのですが間に合うはずもなく、文字どおりあっという間にその人影は列車の下へと飲み込まれてしまったそうです。
    嫌な金切音が辺りに響き渡り、木立を揺らしたかと思うと列車は止まりました。
    驚いた運転手は同乗していたベテランの乗員に人を轢いてしまったことを報告しました。
    そして二人して急いで懐中電灯をさげて外の様子を見にいきました。

    列車の先頭部分を見ると確かに下のスカートの部分に血痕らしきものが付着していました。
    二人は慌てて辺りを探索し、線路脇にコートらしきものをはおった女の人が倒れているのを見つけました。
    その女性が亡くなっていることは一目でわかったそうです。
    下半身がなかったので。
    二人は一応念のため辺りを見渡したそうですが、それはなかったそうです。
    おそらく轢かれたときスカートの部分に下半身が巻き込まれ、すり潰され機械の熱で蒸発してしまったらしいのです。
    実際スカートの所々にそれらしきものがこびりついていたそうです。

    ベテランの乗員は溜め息をつくと若い者に向かって言ったそうです。
    「次の駅はすぐだから歩いていって警察に連絡してくる。ただ、仏さんを残していくのも何だからお前は残っておけ」。
    そうしてベテランは歩いて次の駅に行き、事故のことを警察に知らせたそうです。
    そして彼は若い奴をいつまでも一人にしとくのはかわいそうだと思って、来た道を戻り始めました。
    雪が結構積もっていたこともあって少し時間をとられたけれど、何とかして列車に辿り着くと現場まで行きました。
    しかし、そこに彼の姿はありませんでした。

    えっ、と思って懐中電灯の灯りを周りに向けたけれども遺体もない。
    何かと思ってよく見てみると、まだ新しい足跡と何かを引きずった跡のような広く浅い溝が出来ていました。
    彼は胸騒ぎを覚えて足跡を辿っていくと、若い乗員は電柱にしがみつくような形で絶命していました。
    そして溝は、彼の足跡に寄り添うように彼の所まで続いていましたが、遺体はありません。

    亡くなったと思っていたけど、血管が寒さのあまり収縮して死に切れなかったため、彼に助けを求めたのでしょうか。
    それとも彼が寒さと気味の悪さから狂ってしまい、遺体をここまで引きずってきて何処かに投げ捨ててしまい、ここで絶命したのか。
    それとも死者が生き返って…、とにかく彼が絶命した今では憶測の域でしかものが言えません。
    ただ彼の断末魔の形相は凄まじく、まるで信じられないものを見たような顔だったということと、例の女性の遺体が見つからなかったということ。
    彼の死が新聞の片隅に載ったということだけが事実となって残るのみです。

    この話を聞いてしばらくトイレに行けなかったのを覚えています。
    それにK.S君は証拠である当時の新聞のコピーを見せてくれました。
    ということで今回はここまでです。
    短くまとめるつもりだったんですが、長い話になってすみません。
    また投稿させていただきます。
    [Anubis@mbn]
    部分的に違った話をよく聞きます。本当に何か痛ましい事故があったのでしょうか。

  8. メリーさんの話ですが、横浜には「白いメリーさん」の話があります。
    何かの雑誌に載って有名になったのですが、この話は実話で彼女も存命です。
    おそらくある年齢以上の横浜市民には常識だと思うのですが、彼女はいわゆるパンパンで、横浜の有名なお祭りでは、よく見掛けました。
    最近は体をこわしたらしく自宅にて療養中とのことです。

    何年か前には彼女の人生が芝居になっています。
    おそらく全国のメリーさん伝説も、生きるためにやむなくそうしていかざるをえなかった女性の話に、そういった過去を知らない人間が無責任な尾鰭をつけたのでしょう。
    [仁科@mesh]
    情報交換のランダさんと同様のメールをいただきました。各地の噂と混同してはいけない話題でしたね。
    恐れ入りますが、人間のメリーさんの話題は、これにて打ち切りとさせていただきたく、宜しく御願いいたします。

  9. 入鹿池を下っていく一方通行の山道の一本の木に、布が巻き付けてある。
    昔、箱乗りをしていて、この木の枝で事故死してしまった女の子がいた。
    その子のお母さんが布を巻いたのだが、その理由は「木に娘の苦しそうな顔が現われ、あまりにも哀れだったから」とか。

    あと既に投稿済みの池付近のきつね神社には、入り口にカラス天狗みたいなのがあって、その目には水晶が埋まっている。
    その色は人によっていろんな色に見えるとか。
    赤に近ければ近いほど入ると危険(とり憑かれる)。

    ちなみに友達と行ってみて、怖くなり帰ろうと後部座席の子に話し掛けたら、その子の後ろに顔が半分の女の人がいた。
    怖がるといけないので、まだ友達には話してないけど。
    [meso@mmtr]
    目に埋まった水晶とはいったい…。

  10. ちっくさんが投稿した、鹿児島の「指宿スカイライン」に出没する女の人の声について、県内での話をご紹介します。
    私はペンネームの通り「学生」な訳なんですが、これは、うちの叔父から聞いた話です。(私は実際に通ったこと無いので)

    どんな用事かは忘れましたが、ある日、そこを通っていました。
    すると、やはりあの「声」が聞こえてきました。
    横には白装束の女の人がおり、こっちを見ています。
    そして指示どおりに、ハンドルを切っていました。
    しかし鹿児島では、この話は結構有名で、叔父もそのことは百も承知でした。

    そして、事故が起きるポイントに差し掛かると、叔父は「声」とは逆の方向にハンドルを切って、事故を免れました。
    すると、女は「ちっ」と一言いって消えたそうです。

    ちなみに、その女は、バイクに乗っている場合にも出るそうです。
    [students]
    現場の見通しはどうなっているのでしょうか?


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