地域別の七不思議
信越・北陸


  1. 長野
    1. いつも楽しみに見ています。
      私自身は、霊感などは皆無なので経験無しなのですが、以下は私が長野県のスキー場のロッジでシーズンバイトをしていたときに聞いた、そのロッジに関する怪談話です。
      まず予備知識として、私は11月末から4月の頭まで、そこでバイトをしていました。
      通常のバイトは12月の中ごろから3月頭くらいまでなのですが、おかげで、いろいろ面白い事を聞けました。

      まず、このロッジでは霊の出やすそうな所が随所にあり、また、かなり前に従業員の病死騒ぎまであったそうです。
      例えば、洗面所で合わせ鏡になっている所があったりします。
      しかも不思議なことに、私が指摘するまで誰も不思議に思わなかったそうですから。
      それでは、怪談話をざっとあげてみます。

      その1.そんな念仏きかぬは

      バイト仲間のちくちゃん。彼は通年バイトなので夏頃は客室を一つ、従業員用に使わせてもらうのです。 冬季シーズン中は、地下の大浴場の隣が従業員用の部屋になります。
      その客室で、TVゲームに夢中になっていると座椅子代わりに使っているボディーソニックにゲーム以外の雑音が入るそうです。
      彼自身霊感が強いらしく「これは、やばい」と思ってゲームもそこそこに、布団に入ったそうです。
      そしたら、灯りを消してしばらくして人の足だけが見えたそうです。

      そこで彼は、慌てず般若心経を唱えたそうですが、そしたら、耳の奥の方で「貴様のような程度の低い者の念仏など通じぬは」と、もの凄い低い声で言われたそうです。
      彼はその声を聞いて失神し、気が付けば朝だったらしいです。
      でも、彼が偉いのはそんな事がありながらも、ロッジのオーナーに部屋の交換を言わずにその部屋を使い続けたことです。

      その2.足音

      これは私が聞いたものです。
      シーズン前にちくちゃんは名古屋の実家へマイカーを片付けに、いーさくちゃんは東京の実家へシーズン中の荷物を取りに。
      オーナー一家は釣りと温泉旅行を兼ねて富山あたりに出てしまい、ロッジには私ともう一人、まさはるさんの二人だけになる夜がありました。

      まさはるさんは2階の客室で、私は地下の従業員部屋で眠っていました。
      すると夜中に子供の歩幅のような短い走る足音が1階の方から聞こえてきたのです。
      もちろんお客さんなどまだ一組も来ていません。まして子供など、オーナーの子供以外ここにはいません。
      その子達も、その夜はオーナーと一緒に富山に行っていません。

      あれはいったい何の足音だったのでしょう。
      たしかに子供が何人か、かなりの数が走り回っている足音でした。

      その3.スリッパ泥棒

      これは、以前のバイトが経験した話です。
      従業員室隣のトイレで夜中に大の方をしていると、ドアノブをガチャガチャする奴がいます。
      従業員同士は結構学生の合宿感覚で悪戯のやり合いなんかもありましたので、バイト仲間がこんな夜中までふざけているものと思ったらしいのです。
      ドア越しにひつこくガチャガチャやってくるのを怒りながらも用を足し終えた彼はトイレを出たそうです。
      するとトイレまで履いてきた青いスリッパが無いのです。
      悪戯の仕上げに誰かがスリッパを持っていったのだと思って頭にきた彼は、従業員の部屋を二つとも見に行ったのです。
      しかし、仲間は昼間の疲れから全員高いびきで完全に熟睡していたそうです。

      その時、彼はトイレから出たときに聞いた音を思い出したそうです、スリッパのペタペタという音が1階への階段を慌てて上っていく足音を。
      このスリッパ泥棒もいったい誰だったのか不明です。

      その4.起こしてくれたのはいったい誰

      いーさくちゃんは、お客さんの夕食の準備をするため3時半に厨房に行く当番でした。
      が、従業員部屋で昼間仮眠をとっていると、つい寝過ごしてしまい、起きたのは夕方の5時だったそうです。
      慌てて厨房に走ってきた彼が、私たちに言うには「起こしてくれてありがとう」なのですが、バイト仲間全員が夕方の忙しさの中、彼が遅刻していることすら気づいていませんでした。
      ましてや起こしに行っている余裕など皆無です。

      でも彼が言うにはベットで寝ていると「いーさくちゃん、いーさくちゃん起きろよ時間だよ」って体をゆすられて目覚めたそうです。
      本人はてっきり誰かがオーナーに見つかる前に気を使って起こしに来てくれたのだと思って礼を言ったそうです。
      でも、誰も起こしに行っていません。
      いったい誰が…。彼は幽霊に名前まで覚えられてしまったのでしょうか。

      その5.生霊?

      ロッジでのバイトは、昼の1時から5時頃まではお客さんはスキーに出てしまい、する事が無いので自由時間となります。
      朝が早いので仮眠をとる者や、自分の板を持って山へ行く者など人それぞれです。
      その中で、まさはるさんがオーナーの子供の男の子と2階の廊下で、ダンボールを使って遊んでいる姿をかなりの数のバイトが見ていました。
      しかし、その同じ時刻、まさはるさんは白馬の駅までお客さんを迎えに出ていたのです。
      バイトの数人は2階で遊ぶ姿とお客さんを連れて帰ってきた姿を、ほぼ同時に見ています。

      一緒に遊んでいた子供に聞くと、本物が帰ってきたのと同じ頃、一緒に遊んでいたまさはるさんは、どこかの部屋に消えたまま二度と戻ってこなかったそうです。
      途中で放り出された子供が怒りながら1階に降りてきて、これが現実のことと皆が思い始めたのです。
      子供が言うには、いつものまさはるさんよりは、少し不機嫌なのか言葉数が少なかったそうです。
      当のオリジナル?の方は、別段体調に変化は無かったそうです。
      これも説明不能です。

      その6.おかるの穴

      白馬を通る国道から栂池方面に上ってくる道の途中に「おかるの穴」と地元の人たちが呼ぶ所があります。
      ここを夜中に通過すると、リヤシートに霊が乗っていることがあるそうです。
      [(~_~)にこほん]
      地下室って結構、不思議な話がありますね。

    2. あれは、10年程前の事です。
      バイク好きの私は友人3人と、長野の美ヶ原周辺のワインディングを楽しんでいました。
      ふと気がつくと、一番先頭の友人の前に黒いオートバイが走っているではないですか。
      しかも、たよりげないフラフラとした走り方で、かなり古いバイクのように思いました。

      何個かコーナーを抜けると突然道が悪路にかわり、全員が一時停止しました。
      黒いバイクがいないので、先頭を走っていた友人に尋ねると「何、言ってんだよ。そんなバイクは見てないぞ」との答え。
      私は「こいつは、なに言ってるんだ。確かに黒いバイクが…」と全員に聞きましたが、誰も見ていないとのことでした。

      不思議な気持ちのまま悪路をスローペースで10分程走ったところで、また全員がストップしていました。
      なんとそこには、先ほど私の見た黒いバイクがボロボロの状態で木に突き刺さっていたのです。
      私が見たバイクは確かにこれだと言うと、友人たちは真っ青になり、その場から一目散に逃げだしました。
      私の見た物は、事故死したライダーの亡霊だったのでしょうか。
      [F.N@infoweb]
      人知れず放置されている事故車。存在を誇示したのでしょうか。

    3. 今から6年ほど前ですが、南アルプスの仙丈ヶ岳に二人のパーティーで登った時のことです。
      季節は秋、10月の下旬頃だったと思います。
      車で登山口まで行きましたが、登り始める頃には雨がポツポツ降ってきてしまいました。 しょうがなく雨具を着て登り始めましたが、当然山の上部は雲に隠れて見えません。
      登り初めて3時間程でしょうか、沢沿いの岩に白いものが乗っていました。雪です。
      2000mを越え馬の背ヒュッテに着く頃にはうっすら雪化粧となっていました。
      ヒュッテが開いていればここに留まって天気の回復を待とうと思いましたが、あいにく何処からも入ることは出来ませんでした。
      予定通りこの先の藪沢小屋を目指し歩き出しましたが雪はどんどん激しくなって行くばかりです。 やっと到着した小屋は建て直したばかりなのか、かなり新しいものでした。
      しかし、中に入ると先客のパーティーが居て泊まれるスペースがありませんでした。そこで隣にある古い小屋に行ってみました。
      中はかなり荒れていて雨漏りはするし、梁は曲がっていて床も抜けていました。 テントを持って来ていたので、抜けている床を避け小屋の中に張りました。
      外は益々下り坂と言った感じでまるで吹雪でした。 「こりゃ遭難するかもしれないな」などと冗談ぽく言っていましたが、内心ヤバイぞという感じはしていました。
      夜になり吹雪は一向に弱まる気配はありません。 小屋は揺れるし板壁は隙間なんてものじゃなく風が通り抜けていきます。
      夕食を済ませ、寝袋に入ったらすぐ寝付いてしまいました。 どのくらい時間が経ったか分かりませんが、ふと物音に目が覚めました。 何か小屋の中で、がさがさ言っています。
      テントから覗いてみると夕食に食べ残したパンをネズミが漁っていました。 「こんな3000m級の山でネズミが居るなんてすごいな」などと思いながらまったく収まらない吹雪の音を何気なく聞いていました。
      すると雪の中、人の歩く音が聞こえました。 どうやら小屋の周りを回るように歩いている様です。
      「まさかこんな夜中に到着するパーティーがいる訳ないな」と思っていると、壁の隙間から光が射し込んできます。しかも射し込む角度が変わり回っているのが分かりました。
      きっと隣の小屋の人が小便でもしているんだろう。光はヘッドランプのものだろうと考えてる間に朝になっていました。 雪はすっかり止んで快晴でしたが気温は低く夕食の食器が凍り付いていました。
      テントの中で朝食をとっているとき相方が「おまえ夕べ見たか」と聞いてきました。 「何を?」と言うと「夜中に光るものが小屋の周りを回っていただろ」と言いました。
      「あれは隣の人が小便でもしていたんじゃないの」と冷静な見方を伝えると、「俺もそう思って朝一で起きて見てみたら、両方の小屋の出入り口には足跡が残っているけど、この小屋の回りには足跡はなかったぞ」。
      [フローズンアイ@win]

    4. 出張に行った時のことです。
      僕は最近、長野県に良く行くのですが出張費を浮かすために安いビジネスホテルや民宿に泊まります。 先日もいつものビジネスホテルに泊まる予定だったのですが連休と重なってしまい、休暇を楽しむ家族連れや若者とはち合わせになり、いつもとは違う所に泊まりました。
      そこは別に取り立てて変わったとこはなかったのですが、温泉街ということもあり部屋には風呂がなく共同の大浴場でした。
      上司と食事をした後、疲れを癒すために風呂に入りました。午後11時半頃だったと思います。宿泊客が多い割には風呂には誰もいなく僕一人でゆっくり入っていると、誰かがドアを開け更衣室に入って行くのがガラス越しに見えました。
      僕は頭を洗うため、風呂から上がり桶を取って椅子に座りました。すると、しばらくして誰かが入って来ました。僕は少しのぼせてきたので、頭を洗った後、上がろうかと思いました。 頭を洗い横を見ると誰もいません。「おかしいな…」と思いましたが、すぐにあがったんだろうと思い部屋を出ました。
      ところが、ロッカーの中にさっき入ってきた人のと思われる服が入っていました。「変だなあ」と思いながら浴室のドアを開けようとすると、風呂場で誰かが体を洗う音がします。 「えっ」と思い浴室のドアを開けると、そこにはまた誰もいませんでした。
      翌日、この話を上司にすると「君もそうかい」と言ってきました。ホテルの人にこの話しをすると「それは私だよ」と言いました。
      それから、そこのビジネスホテルには泊まっていません。
      [Kouichi Masuda@ama]

    5. 長野県にある中房温泉に泊まったときのことです。
      翌日から燕岳から槍ヶ岳まで縦走することにしていたため、早めに床につきました。ところが、夜中にドアをノックする音で目を覚ましました。 隣で寝ている夫に出てもらおうとしたのですが、どういうわけか女の人が三人立っているのが見えるのです。それも、大きなザックを背負って。
      そのとたん誰かが私の胸をすごい力で押さえはじめました。息ができないくらいに。夫に助けを求めようとしても体が動きません。 どのくらいたったのでしょうか、ほんの数十秒だったのかもしれませんが急に楽になりました。それからは怖くて眠れませんでした。
      いったいあの女の人たちは何だったのでしょうか。
      [石川さえ@infoweb]

  2. 新潟

  3. 富山

  4. 石川
    1. 高校の頃、仲のいいグループみんなで石川県へ旅行に行きました。
      そこの国民休暇村のある場所で1日目はテント、2日目は休暇村に泊まったのですが、色々と不思議な事がありました。

      海岸のすぐそばの松の木の下にテントを張ったんですが、当然聞こえるはずの波音が全く聞こえず、時折「ザバッ」という何かが海から上がってきたような音がしました。
      また、テントに入りたがらなくなったり(何だか気持ち悪い感じがしたんだそうです)、夜中にテントの外から「…すいません。すいません。xxxxx…」と声が聞こえたり。
      テントは二つ張ったのですが、向こうのテントでの話が食い違っていたり。

      結構有名な観光地なんですよ、そこ。「軍艦島」がある場所です。
      「見付け島」ともいいますが、アレって結構不気味に感じました。
      王理は「悪霊島ってこんな感じかなぁ」って思いました。

      その時撮った写真に不思議な写真がありましたが今は行方不明です。
      一緒に行った男の子、現地でやってた鬼(?)の祭り、不気味なヘビのようなものが、重なって写ってました。
      知り合いの人にこの話しをしたところ、その人も同じ場所で不思議な体験をしたそうです。
      なんでも、女の子が二人ベンチに座っていて、ナンパしようと近寄ったらいなくなっていたとか。

      今でもみんなで集まると、この話で盛り上がってしまいます。
      [王理@]
      海岸で張るテント。山とは違う独特な雰囲気がありますね。

  5. 福井
    1. ある銀行は、もと墓地の上に建てられた。
      そこは、真夜中にだれかが念仏を唱える声がすると言う。警備の厳しいはずの銀行の中からだ。
      その移転させられた墓地の近くを真夜中に通ったら、車の電気が消え一切コントロール不能に陥った。正面は三叉路。
      真っ暗闇の中で、もう少しで事故になるところだった。
      車の電気系統は、霊にはコントロールしやすいのかも。

      また、ある国道の見晴らしのいい直線部分で頻繁に死亡事故が起きた。
      ここも、もと墓地のあった所。拡張工事で移転となった所だった。
      [まっくん@cac3faia]


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