ウォットは、静岡県浜松市にある、浜名湖を体験学習できる水族館です。





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 トラフグ 

トラフグといえば高級魚の代表格であり山口県下関市が有名ですが、実は静岡県や愛知県や三重県でもたくさんのトラフグが漁獲されています。トラフグは主に延縄(はえなわ)という漁法で漁獲され、先ほどの3県では10月1日から2月末日まで漁が行われます。

トラフグ漁は、静岡県では昭和63年までごく一部の人しか行っていませんでしたが、平成元年に突然の大豊漁があり、たくさんの人がトラフグ漁を行うようになりました。漁獲量はその後増減を繰り返し、平成14年度には過去最高の112トンの漁獲があり、近年はブランド化や地産地消の対象として注目を集めています。


トラフグ

トラフグ(約40cm)


またトラフグをもっと増やすために、トラフグの稚魚(トラフグの子供)を放流することも行っています。毎年6月から8月にかけて、3cmから10cmのトラフグを放流しています。平成13年から17年の間に約111万尾のトラフグを静岡県内で放流しました。放流効果を調べるために、そのうち約16万尾にイラストマー標識が装着してあります。

放流したトラフグは、翌年の秋には35cmから40cm位に、体重では700gから1kg位になります。今までの研究で、放流したトラフグは駿河湾、遠州灘、伊勢湾、熊野灘(静岡県、愛知県、三重県の海域)を回遊していることがわかりました。また、放流場所は今のところ伊勢湾が最も良く、100尾放流すれば翌年には8尾のトラフグが漁獲されるという結果がでています。静岡県内では浜名湖が放流に適していることが明らかになってきました。


トラフグの漁獲量と放流尾数

静岡県におけるトラフグの漁獲量と放流尾数


(解説:旧水産試験場浜名湖分場 田中寿臣)



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